奥信濃農園 土の話し♪

昨夜、新入社員のポン吉くんの「雨乞いの儀式」が功をそうし恵みの雨の奥信濃 飯山です。

奥信濃農園の大日方です(*^^*)


就任1日目にしてナイスな働き♪

畑のやんちゃ豆たちも喜んでおります。



さて今日のブログのお題は「土の話し」

はい、色気のないお題ですねぇ~(^^;

彩りや華やかさ皆無の話しです。

しかも土作りの話しをすると「C/N」がどうだとか、「CE」がどうだとか、「窒素、リン酸、カリ」が何だとか「p.h」がとか……面倒くせんだよ~!!!

そんでもって、妙に知ったかぶりしたヤツが学者面してウンチクをこねる……。

余計面倒くせんだよ~!!!

だからこの手の話しは嫌いなんです……僕。

なのでお手軽に話しをします(*^^*)


この三枚の写真を御覧くださいませ。







5年堆肥を入れ土作りをした畑の土

3年堆肥を入れ土作りをした畑の土

1年堆肥を入れ土作りをした畑の土


ともに奥信濃農園オリジナル堆肥を使い、同じトラクターで耕した畑です。

そして、ともに他の農家さんが作物を作らないと言うことでお借りしている畑です。


この三枚の写真、見て分かる様に土の粒度が違います。

同じトラクターで同じ回数耕したのに、この違い!

答えは微生物の数なんです。


微生物が多い畑の土は、ほぐれ易く水もちも良い。
空間も空きすぎず、詰まり過ぎずホクホクの状態を保ちます。
しかも微生物の多様性のお陰で病害虫の蔓延を抑えてくれるんです。
良いことずくめっす♪

そしてホントザックリな説明ですね(^^;


お借りした畑は散々農薬をガッツリ使いほぼ通常のやり方では再起不能。

決して農薬が悪いという事を言いたいのでは無く、使い方が悪いんです!!!

一度、病気や害虫が発生する➡

最初から超ストロングな農薬を撒く➡

病気も殺すが微生物も殺す➡

微生物が減少し土壌の自浄機能が無くなる➡

病害虫が発生し易くなる➡

また超ストロングな農薬でそれを抑える➡

土壌微生物が死滅する➡

結局作物も作れない土壌が完成する。

最悪なスパイラルなんです。

当然土壌が貧相になると養分が無くなるので化学肥料をバチコン入れて作物を育てる。
終いには土で作ると大変だからと水と養分だけの水耕栽培。光だってLED。

どこまで人をバカにするんだってな感じです。
消費者も「水耕栽培だから安心して買えます♪」なんてコメントする(-_-;)

これを人間に例えたら分かり易いんです。

病気になる➡

最初から超ストロングな薬で治す➡

抵抗力が無くなりまた病気になる➡

また超ストロングな薬を使う➡

もっと酷い病気になる………

そして内臓が傷み栄養吸収も出来なくなり食事からの摂取ではなくサプリメント&点滴からの摂取のみ。

きっとマトモな人間じゃないっす!!!


そして一番簡単な説明は、

壊れた土から、美味しくて栄養たっぷりな野菜が採れますか?

ボロボロの土から採れた野菜を大切な人に食べさせたいですか?

農薬は必要最低限、あとは土の力で育てる!!!

これがホントの価値ある農業なんだと思います。

長文失礼しました(^^;




  

Posted by 奥信濃農園 大日方隆行. at 2015年06月03日11:17